スクリーントーンとは、パターン柄が印刷された透明フィルムで、
裏側に薄い糊が付着していて、カットして原稿に擦り付けることによって、
原稿へ貼り付けることができるコミックツールです。
漫画を読むとお分かりだと思いますが、登場人物の衣類、空、建物などの影、
などなど、細かな網目や点々で色がモノクロの漫画では表現されているのを
漫画に興味がある方ならば目にした事があると思います。
それがスクリーントーンを使用して表現されているのです。
このスクリーントーンの使い方は、まず、貼り付けたい部分の大きさに
トーンをカットし、シートから取ります。
そして、カットしたトーンを、貼り付けたい部分の上にのせ、
貼り付けたい部分の形にそってデザインカッターで優しくカットします。
*力を入れすぎると、下の原稿用紙まで切り取ってしまうので注意です。
上手くカットできたら、余計なトーンを取り外し、
トーン専用のヘラやスプーンの背中で原稿用紙に擦り付けます。
また、スクリーントーンはカッターの先端の平らな部分の角などで
印刷物を削り落とす事ができ、その削る角度によって、
雲や海の光、などといった影の陰影や濃淡を表現することができます。
(スクリーントーンの種類)
①アミトーン
細かな点々模様が印刷されたスクリーントーンです。
スクリーントーンには、模様の種類を表す
ライン数「L」と濃度「%」があるので、
好みのパターンが選ぶことができます。
主に漫画で使用される種類は「40~60Lの10~50%」
なのではないかと思います。
②グラデーショントーン
読んで名のごとく、点々や網目の線で
濃度諧調がなされて印刷されたトーンです。
主に金属などを表現する場合に用いられます。
③砂目トーン
ランダムにドットが印刷されているスクリーントーンで、
呼んで名のごとく見た目が砂のようなのです。
④効果トーン
キャラクターの真理描写などで多く利用されるトーンで、
カケ網、流線、集中線などの効果がスクリーントーンで表現
されています。昔であればペンを使った手作業で
描いていたのですが、このトーンの誕生によって
随分と作業効率がアップしたのではないのでしょうか。
⑤背景トーン
建物や背景などが印刷されたスクリーントーンで、
キャラクターの背景に使用するために漫画用に作られました。
原稿の作風によって、かなり違和感が出てしまうので、
男性雑誌の漫画家では使用している作家は見たことがありませんが、
女性雑誌などの作家さんは背景として多く利用されているようです。
⑥柄トーン
星やキラメク光。紋章、小さなイラストなどなど、
様々な柄が印刷されているスクリーントーンです。
以上が主に漫画で使用されるスクリーントーンの種類です。
その他にも、PCとコピー機を利用して自らパターン印刷して
利用するスクリーントーンや、赤や青など色が印刷された
カラートーン。また擦り付けて印刷を転写する転写トーンと
いったものがありますので、試してみると良いかと思います。
